こんにちは、渥美です。今日は前回の「AIとWebサイトを作る現場を公開」の続編として、実際に発生したバグをAIと一緒に修正した作業をそのまま公開します。
「AIに頼んだらどうやって問題を解決するの?」という疑問に、リアルなケーススタディでお答えします。
今回のバグ:スタイルが当たっていなかった
作業中、テンプレートの画像ギャラリーセクションで高さの指定が効いていない箇所を発見しました。
コードを見ると h-52 というTailwind CSSのクラスが使われていたのですが、実際にはスタイルが反映されていない状態。
原因の特定:deploy.cssのコンパイル漏れ
AIと一緒にコードを読み解いた結果、根本原因が判明しました。
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本番用CSS(deploy.css)に
h-52クラスが含まれていなかった - Tailwind CSSは「実際にHTMLファイルで使われているクラスだけ」を最終的なCSSに出力する仕組みになっている
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そのため、コンパイル時に
h-52が読み取られないと、スタイルが生成されない
ブラウザで直接確認できない状況でも、AIがコードを読んで「コンパイル対象に含まれていない」と特定してくれました。ブラウザなしで原因究明できたのはAIならではの強みです。
修正方法
解決策は2つ。どちらを使うかは開発環境・状況によります。
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方法①:Tailwindを再コンパイルする
h-52が含まれるHTMLをコンパイル対象に含めた上でdeploy.cssを再生成する -
方法②:直接CSSで記述する
Tailwindに頼らず、height: 13rem相当の記述をインラインまたはカスタムCSSに直接書く
今回は即時対応できる方法②(直接CSS記述)を採用し、画像の高さ表示を修正しました。
実際の作業動画(全2本)
AIと私のやり取りをそのまま録画しました。バグ発見から修正完了まで、ぜひ雰囲気だけでも見てみてください。
▼ Part 01:バグの発見と原因分析
▼ Part 02:修正作業と動作確認
AIとのペアプロで気づいたこと
今回の修正で改めて実感したことがあります。
- ブラウザなしでも原因が分かる:AIはコードを読んで論理的に推論するので、環境に依存しない
- あるあるバグに即座に気づく:「Tailwindのコンパイル漏れ」は経験者なら知っているが、初見では気づきにくい
- 修正の選択肢を複数提示してくれる:状況に応じてどの方法が適切か判断できる
AIは万能ではありませんが、「原因の仮説を立てて絞り込む」作業は非常に得意です。エラーの全体像を伝えると、人間なら見落としそうな箇所もすぐに指摘してくれます。
まとめ
今回のケース(Tailwindのコンパイル漏れ)は、知っていれば一瞬で解決できるバグです。でも、知らなければ「なぜかスタイルが当たらない…」と長時間悩む可能性があります。
AIをパートナーにすることで、経験値の差を縮められるのが最大のメリットだと感じています。
こういった制作の裏側を、これからも定期的に公開していく予定です。もし「うちのサイトのバグも気になる」「どんな仕組みで作ってもらえるの?」と気になった方は、お気軽にご相談ください。